Webデザインというと、どうしても配色やデザインソフトの組み合わせばかりを学びたがる人が多いように思います。
たしかにバナーやヘッダーなどの比較的簡単なお仕事では、それだけでいいかもしれませんが、ホームページ制作などもWebデザイナーの仕事になるため、大きな仕事をやっていきたい場合はプログラミングも学んでいく必要があるのです。
逆にプログラミングを学んでいるだけで、そのほかのWebデザイナーさんと差別化することもできてしまいます。
今回は、なぜWebデザイナーがプログラミングを学ぶべきなのかということと、どのような言語がオススメかということをお話ししていきます!
Webデザイナーがプログラミングを学ぶべき理由
良い仕事を受けやすくなる
プログラミングを学んでおけば、画像デザインの比較的簡単なお仕事だけでなく
ランディングページ制作やホームページ制作、あるいはシステム構築といった本格的なお仕事を引き受けられるため仕事の幅が広がっていきます。
当然ですがWebデザインスキルしか強みのないWebデザイナーよりも、プログラミングのできるWebデザイナーの方が良い待遇で仕事を依頼されやすいです。
なので、クライアントさんからもプログラミングできるWebデザイナーの方が歓迎され、お仕事の数も質もガラッと変わってくるのです。
2.デザインの幅が広がる
プログラミングを習得するということはデザインだけでなく、デザインしたものをWebに活かすことにもつながります。
あなたがデザインしたものを自分の手でWeb上で、より効果的な魅せ方を演出できるのです。
その結果、他のエンジニアにプログラミングを任せるよりもクオリティの高い制作物になります。
また、プログラミングで出来ることや出来ないことの範囲を知っているだけでも、それに合わせたデザインをすることができるので、Webに適したデザインを作れるようになることも大きなメリットと言えるでしょう。
3.エンジニアとの連携やコミュニケーションが取りやすくなる
大規模な案件を引き受ける場合、エンジニアとのやりとりを求められることもあります。
プログラミングを理解していないと、そこでのやりとりも難しくなってしまいますが
理解していれば、エンジニアに分かりやすく正確にデザインの意図を説明できるようになります。
こうしたコミュニケーションは、現場によっては専門のスキルよりも重宝されることもあるため、
チームぐるみの大きな案件を受けていきたい場合は特にプログラミングの知識が重要になってくるでしょう。
Webデザイナーは、どんな言語を学ぶべき?
プログラミングというと、エンジニアやプログラマーなどが地道に文字列を組み上げてようやく完成するものと思われがちですが、実はWebデザイナーに要求されるプログラミングスキルはそこまで高くありません。
そしてすでに先人たちがテンプレートを残してくれているため、基本さえ学んでおけばテンプレートを組み合わせてデザインを整形するだけの作業になります。
3.htmlとCSS
htmlやCSSはサイトやブログデザインの際に必要な言語です。
いわゆるランディングページやホームページを作成する場合、この2種類を組み合わせてデザインを形にしていきます。
プログラミング言語の中でも難易度はあまり高くなく、一度仕組みを覚えてしまえばそういったお仕事も引き受けられるようになるので、ぜひ覚えていってください。
3.JavaScript
JavaScriptはhtmlやCSSといった言語では表現しきれないWeb上での動きをデザインできる言語です。
ページをスクロールするたびに文字が表示されるようにしたり、購入ボタンに動きをつけて目立たせたりなど、できることが増えていきます。
JavaScriptを使って、画像のデザインだけでなくこのようなページの「動き」もデザインできるようになったら、Webデザイナーとして頭一つ抜けていくことになるはずです。
3.PHP
PHPはアプリケーション作成やシステム構築を得意とした言語です。
お問い合わせフォームや予約システム、検索機能やログイン機能、ECサイトの作成など
できることがグンっと増えていきます。
ここまでくると簡単なエンジニアのお仕事もこなすことができてしまいますが、それをWebデザインと組み合わせていくことで「デザイン性のあるシステム」を作成できるようになるのです。
PHPまで操れるWebデザイナーは多くないため、どんな現場でも活躍できること間違いありません!
まとめ
いかがでしたか?
Webデザイナーは決して、デザインだけが仕事ではありません。
デザインを生かしたり、プログラマーなど他業種と連携してクオリティの高いWeb制作をしていくことが仕事なのです。
なにより、プログラミングスキルを学ぶことで、あなたの出来ることや周りからの評価も大きく変わってくるはずです。
エンジニアやプログラマーが専門とするような難しいスキルまで学ぶ必要はありませんので
「難しそう」というイメージに囚われず学んでみてください。
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【必修】webデザイナーとして学んでおきたいプログラミング言語3選
皆さんはwebデザイナーとして、プログラミングを学ぶべきではありますが、全ての言語をパーフェクトに覚える必要はありません。
専門的な深いところの知識はエンジニアの皆さんにお任せしましょう。
webデザイナーを目指す皆さんは、最低限下記の3つの言語をおさえておけば大丈夫です!
※ここからの項目で紹介しているHTMLとCSSは、正しくはプログラミング言語ではありませんが、便宜上まとめてご紹介していきます。
1.HTML
今あなたが見ているこの画面、この文字、そして周りにある画像。これらを表示するために使われているのがHTMLです。
HTMLは画面に表示する情報を整理し、表示させるための言語です。プログラミング言語ではなく、マークアップ言語と呼ばれています。
HTMLを使うことで、画面が表示されている訳ですね。
2.CSS
HTMLだけで作ったサイトは、色も何も付いていないとてもシンプルなものです。
これを鮮やかなデザインのサイトにするのがCSSです。スタイルシート言語と呼ばれているものです。
CSSはサイトのデザインを作るための言語です。こちらのブログの文字の見た目、レイアウト諸々も全てCSSによって作り出されています。
デザイナーにとってもっとも重要な言語です。
先ほどご紹介した「デザインの限界」とは「CSSで再現できる範囲」ということなのです。
3.JavaScript
文字がふわっと出てきたり、カーソルを乗せた時に色や形が変わったり……そんなリッチな動きを作ることが出来るのがJavaScriptです。
JavaScriptはプログラミング言語で、主にサイトの動きなどを作り出すために使われます。しかし活躍の範囲はそれだけでなく、アプリの開発など様々です。
webデザイナーを目指して一から学習するなら、まずはサイトの動きなどちょっとした事が出来れば十分です。
+a.知っていると差が付くPHP
webデザイナーとして覚えておきたいのは、これまでご紹介した3つの言語でしたが、さらなるレベルアップのためにおすすめしたいのがPHPです。
WordPressってご存知ですか?
ブログサイトなどを作る時に大活躍してくれるアプリケーションなのですが、このWordPress、PHPで出来ているんです。
WordPress自体はプログラミングの知識がなくても使えるのですが、細かいカスタマイズをするにはPHPの知識が必要になってきます。
つまりデザイナーがPHPを覚えることで、WordPressの案件を1人でこなせてしまう!なんて事が可能になるのです。
WordPressの案件は、普通のWebサイト制作に比べて明らかに単価が高くなります。技術的にも費用的にも価値の高いデザイナーを目指すならば、PHP、WordPressをぜひ学んでみて下さい。
終わりに
webデザイナーは紙のデザインとは違う難しさがあり、その為には色んなスキルが必要である事が分かってきたと思います。
全体像を掴んで行くには
読み返す事が出来る本での学習がオススメなので、最後にオススメの本を紹介して行きます。
1.HTML&CSSデザインの学校 これからはじめるHTML&CSSの本
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「HTMLやCSSって何?」という初心者の方向けに非常に丁寧に書かれた、入門用に最適な1冊です。
とはいえ基本的な要素の説明だけでは終わらず、実際に自分でホームページを作りながら学ぶ形式になっており、実用的なスキルもきちんと身につく1冊です。
「HTMLとCSSをマスターとまではいかなくても、ある程度の基礎的な知識やスキルを身に着けたい」という方はまずこの本から始めてみましょう。
2.WordPressいちばんやさしいWordPressの教本
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キャラクター同士の会話形式、わかりやすい図解などが多用されていて、「WordPressがまったくわからない」という方でも安心してホームページ作成が進められます。
高性能な無料WordPressテーマ「Linghtning」を使ってホームページを作るという内容になっているので、この通り進めれば最後にはちゃんとホームページが出来上がるようになっているのも嬉しいポイントです。
大手書店チェーンで売上No.1を記録した実績もあります。初心者の方はまずこちらを読んでみましょう。
プログラミングを学習して、レベルの高い、様々な案件で活躍できるWebデザイナーを目指して行きましょう。
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