webデザイナーとして今後活動して行くにあたり、将来のキャリアについて選択肢を知っていると知らないではかなり違います。
現場でプレーヤーとして活躍し続けたいのか、新しい分野に挑戦して次のステップに進みたいのか。
将来の自分をイメージし見据えると学びに対する姿勢も変わり、より一層成長が見込めると思います。
webデザイナーとしての幅を広げるキャリアパスBEST4
1.UIデザイナー
UIデザイナーとは
UIデザイナーとは、Webデザインの中で利用者と直接関わる「ユーザーインターフェース(User Interface、UI)」をデザインする仕事です。
Webサイトやスマホアプリなどで表示されるフォント、ボタンの大きさや形、位置などを調整してわかりやすく使いやすいようにデザインを行うのが主な業務です。
UIデザイナーに必要なスキル
ボタンの大きさや位置を見やすくするなどの設計スキルが必要となるので、Webデザイナーの業務内容と共通する点は多くあります。
より良いUIを設計するために、問題点を見つけて改善するスキルや、クライアントの要望とユーザビリティを満たすスキルが必要であるため、調査力やコミュニケーション力も必要です。
UIデザイナーの収入
UIデザイナーの収入平均は300~700万円です。
新規サービスの設計経験や既存サービスの改善経験などもあると高い年収を見込める傾向にあります。
2.アートディレクター
アートディレクターとは
アートディレクターとは、サイトや広告物のビジュアル表現の責任者です。
クライアント(お客様)からの要望をヒアリングし、具体的な企画を立ててスタッフに指示を出して、日程や予算の管理をする仕事です。デザインに関わる業務を統括する立場であるため、Webデザイナーとしての経験をそのまま活かすことができます。
アートディレクターに必要なスキル
業務を統括し責任を負う立場であるため、デザインスキルだけでなく、プロジェクトや案件の進行を管理する調整能力やクライアントと交渉するコミュニケーション力も求められます。
アートディレクターの収入
アートディレクターの収入平均は300~800万円です。
ディレクションや業界経験に応じて年収も高くなる傾向にあります。
3.フロントエンジニア
フロントエンジニアとは
フロントエンドエンジニアとは、WebデザイナーのデザインをもとにHTML、CSS、JavaScriptなどを駆使して、WordPressなどCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の設計、実装、カスタマイズを行います。
Webデザイナーとしてのスキルを活用することで、デザインからサイトの実装まで幅広く行えるようになります。
フロントエンジニアに必要なスキル
HTML、JavaScript、CSS、などコーディングスキルが必要なほか、デバッグ、テスト、パッケージ管理などを行うスキルも必要です。
フロントエンジニアの収入
フロントエンドエンジニアの収入平均は350~800万円です。
大規模なECサイトの構築経験やフロントエンド開発経験が多いほど、年収も高くなる傾向にあります。
4.webマーケター
webマーケターとは
Webマーケターとは、SEO対策やリスティング広告などの施策の他、SNSアカウントを使った宣伝活動など、様々な手段を活用してマーケティングを行うのが主な業務です。
ユーザー(お客さん)獲得までの動線をどのように最大化させるかが主な仕事内容となりますので、Webデザイナーとしての経験は直接的には紐づきませんが、Webデザイナーとして得たユーザー目線の知見を活かすことができます。
webマーケターに必要なスキル
SNSなどの各種ツールを利用してWebサイトを解析するスキルが必要となります。
また、検索結果に上位表示させるためのSEO(検索エンジン最適化)や、コンバージョン率を向上させるためのLPO(ランディングページ最適化)などを行い、ユーザーを的確に誘導しコンバージョンへ導く対策をチームとして進めていくスキルも必要になります。
webマーケターの収入
Webマーケターの平均収入は300~700万円程度です。
担当していた予算規模や、予算に対するコンバージョン率やPVなどの実績により評価されます。
※コンバージョン
Webサイトや特定のページに訪れたユーザーがWeb上で商品を購入したり申し込みを行ったりすることです。
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副業webデザイナーが仕事を獲得する上で大切な事
未経験から副業でWebデザイナーを目指すためには、ある程度のスキルが求められます。
しかし、他の副業と比べると比較的始めやすいという特徴があり、案件も数多く存在する魅力があります。
1.副業webデザイナーはクラウドソーシングを活用しよう
副業でWebデザイナーの仕事を得る方法としては、クラウドソーシングサービスが一般的です。
サービスを仲介することで仕事の受注が簡単に行える仕組みです。
Webデザインの仕事はもちろん、アプリ開発やライティングといった仕事も豊富に登録されており、幅広い仕事を選ぶことができるでしょう。
個人からの案件のみならず、企業による依頼も数多く掲載されており、自身のレベルに合ったものを選びやすいのも特徴です。
2.クラウドソーシングを活用する際の注意点
1.高いスキルが無くても気軽に仕事を始められますが、その分単価が低くなってしまうこともあります。
2.自ら営業をかけることなく仕事を受注することが可能なので、直接顔を合わす事が無く、意思疎通のミスも気をつけましょう。
3.想定したレベル以上の対応が求められる場合もある為、注意しましょう。
4.ひとつの案件に対し、自分だけではなく多くの登録者が応募する場合も考えられるでしょう。
フリーランスwebデザイナーが仕事を獲得する上で大切な事
働き方が多様化している現代。会社に雇用されて働くだけではなく、フリーランスとして独立するwebデザイナーも存在します。
1.スケジュール管理を厳格に管理しよう
スケジュール、納品の遅れなどは信用に直結します。
仕事を受ける際は、自分が1ヶ月どのくらい稼働できるのか、どのくらい案件をこなすことができるのかをしっかり把握することが大切です。
スケジュール管理を徹底しておくと、締め切りまで余裕を持った納品がしやすくなります。
継続的に仕事を受けうることができるようになる場合もあるでしょう。
仮に自分がこなせる量を超えた案件の依頼は、しっかり理由を伝えて断る勇気が大切です。
2.フリーランスwebデザイナーとしての注意点
1.仕事内容と業務範囲で気になる点がある場合は、どんな些細なことでもクライアントに必ず確認し仕事の範囲は明確にしましょう。
2.口頭で契約を結んでしまうと、のちのち問題が起きた時に対処できなくなりますので、業務の契約を結ぶ際は、必ず契約書を作成するようにしましょう。
webデザイナーに転職する際は目指すキャリアをしっかり考えよう
Webデザイナーは、転職をする人が比較的多い職種である。
それはWebデザイナーが、転職によってスキルアップやキャリアアップしやすい職種であるからでしょう。
転職によってキャリアアップしやすいというメリットを活かすためには、Webデザイナーとしての自分のキャリアパスを考えておくことが重要です。
自分が将来どのような職種・ポジションに就きたいのか、3年後、5年後の姿を想定し、そこに至るまでの手段として転職を考えましょう。
目指すキャリアが決まれば、転職先を選ぶ際にも、多くの情報に惑わされずに、自分にマッチした職場を探すことができます。
終わりに
今後、ビジネス界全体のAI化(人工知能化)が進むことでWebデザイナーの働き方にも少なからず影響を及ぼすでしょう。
どの職種でのキャリアアップを目指すかは、皆さんそれぞれの得意なことやチャレンジしてみたいことにもよりますが、自分の限界や領域を自分で決めることなく
「フロントエンドエンジニアはここのコーディングはどうやって進めているんだろう?」
「アートディレクターのこの指示はどんな意図だろう?」
など、小さなことでも興味を持ってみる事で、自分がより興味を持てることや、気づいていなかった好きな事に出会えるかもしれません。
まずは第一歩として、身の周りの異なる職種の働き方に興味を持つことから始めてみましょう。
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