
成功者には特徴と共通点があります。
成功する人はどのような考えを持ち、どのように生きているのか。
努力家であることはもちろんですが、
それ以外に7つの特徴があります。
成功者の事例・ポイントを紹介して行きます。
成功する人の7つの特徴
1.学ぶ事に対して貪欲である
成功している人には読書家が多いです。
そのジャンルも幅広く、自らの専門分野以外の文献を積極的に読み漁ります。
これは、インプットした情報をすぐにアウトプットすることで自らの分野に役立てるためです。
成功者の多くは読書の時間を生活の中に意識的に組み込んでいます。
結果を出すためには圧倒的な情報量が必要です。その手段として読書は最適なのです。
マイクロソフト社の創業者であり元会長兼顧問のビル・ゲイツ氏は、読書に関して次のような考えを持っています。
「知識のインプットは必要だ。たった1時間でも1年で365時間と考えると馬鹿にできない。習慣化にする差は時間が経てば経つほど圧倒的に現れているかもしれない。」
彼の習慣は成功者となった今でも続いています。
平日では1時間、週末にはさらに時間を増やして読書をしていると言います。
それだけ『知識のインプット』が大事だということでしょう。
2.成功する人も成功出来ない人も、そこには『わずかな差』しか無い事を知っている
一流スポーツ選手などの圧倒的努力をした者同士の戦いでは紙一重の『わずかな差』により勝敗が決まる時があります。『わずかな差』とは努力の先にあるものなのです。
20世紀のあいだに、人間の能力に関する重大な発見が1つあった。
それは、セールスを含むどんな分野でも、トップをとる人は、肝心な部分が他の人よりほんの少し優れているだけだということだ。
この僅かな違いの事を “ウィニングエッジ”と呼ぶ。
業界のトップクラスにいる人は皆、それぞれのウィニグエッジを身につけている。その結果、人並み外れた働きや成果を成し遂げているのだ。
引用元:
わずかの違いでその後の結果に大きな差が出てくる事を『ウイニングエッジ』と言います。競馬の世界では、1着と2着の差が鼻の差でもあっても賞金は数倍違ってきます。
しかし、競走馬の実力差は賞金の差ほどはありません。文字どおり鼻の差なのです。
これをビジネスに置き換えて考えても同じではないでしょうか。
自分の周りで最高の成果をあげている人が、どのように成果を出しているのか知り比較することで、自分の潜在能力が何%発揮されているかがわかります。
自分の分野の超一流を100%として、自分はその何%まで達成しているか?
その差があなたの『わずかな違い』となるのです。
3.マイナスな体験や経験が将来ムダにならない事を知っている
今起きているマイナスな体験は、自分次第で未来につなげることができます。
例えば、会社員生活をする中で、マイナスな体験といえば『転属』などの人事配置転換があります。
今までの慣れた環境から変わるのは気持ちが沈むものです。
しかし、この『転属』をマイナスと考えることなく、新しい知識や経験を積むチャンスと捉える事が出来る人こそ成功者となる人です。
『転属』の理由も様々あると思いますが、一時の評価で自分を決めることなく、新天地で新しい成長を期待することが将来の糧になることを成功者は知っているのです。
優秀な人の多くは周りとの軋轢を生みます。
それはメンバーの「妬み」など、優れている者に対するネガティブな感情が原因となる場合が多いようです。
例えばスティーブ・ジョブズ氏。
彼も一度組織から外される経験をしています。
しかし彼はその10年後、アップルに再び戻り同社の危機を劇的に救いました。成功者になる為には、マイナスな経験を次に活かす為のステップであると考えなくてはならないのです。
4.継続が大きな差になることを知っている
『継続は力なり』
小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただ一つの道だと思っています。
これは、メジャーリーガーのイチロー選手の言葉です。
成功者の多くは一夜にして成功を掴んだわけではありません。
大きな目標に対して、日々努力を積み重ねることで達成できると信じているからこそ継続できるのです。
このことはスポーツだけに限ったことではなく、ビジネスの現場でも同様の事が言えるのです。
目標を達成するためには、「何を継続するか」を決めることが必要です。
そして決めたことをまずは1か月続けてみましょう。
1か月続けることができれば、新しい習慣として定着する可能性が高まります。
さらに3か月、半年と続けることで、習慣化することができるでしょう。
この様に『継続』とは『習慣化』する事なのです。
5.失敗の責任は自分にあると考える。
何かが起こった時、人のせいにする事は簡単です。
人がうまく動いてくれなかった時に「あの人の理解力が足りなかったから失敗した」と
他人を責めることもできます。
しかし、このような発想を続けている限り成長や進歩はありません。
成功者は、うまくいかなかった時に「自分がもっと工夫すればよかった」と考えます。
他責ではなく、自責の発想こそが成功者たちの共通点なのです。
そして、人から好かれている成功者は下記のように考える傾向にあります。
- うまくいった時には「メンバーのお陰」
- 失敗した時には「自分の責任」
この発想こそが人から好かれる魅力あるリーダーに共通するポイントなのです。
6.ギャップを知り、実行する
大きな目標を立てると、必ず現実との「ギャップ」を知る事になります。
では、成功者はそのギャップを埋めるためにどのようなことを考えているのでしょうか?
それは、「自分ならできる」と信じる事です。
まずは、自分自身が他の誰よりも「できる」ことを信じなければ、目標を達成することは不可能だということを知っています。
「どうせ無理だ」などと言っていたら前に進むことは出来ません。
「できる」と信じ、圧倒的な努力で目標達成に向けて実行した人こそが、成功者に近づけるのです。
7.人の心を理解してる
商品の購入・イベントへの参加などの購買行動原理から、意思の伝達・メンバーへの行動促進などのリーダーとして必要な人心掌握まで、心理を理解することは成功者になるための重要な要素です。
『パワーワード』それは成功者が人を動かすために使う金言です。
君ならやれる。
わしだったらやれないけれど、君ならやれる。
あなたがこの言葉を上司から言われたらどのように感じますか?
この言葉は松下幸之助氏(松下電機産業(現パナソニック)創業者)が、社長職に就いていた当時のベストパートナーである開発者の中尾哲二郎氏にかけた言葉です。
当時、専門外であったアイロンの開発に不安を感じていた中尾氏にやる気を出させることで、商品化に成功したというエピソードがあります。
「君ならやれる」。
この台詞は普段から部下のやる気を高める際に多く使われています。
しかし松下氏は一味違います。
「わしだったらやれないけれど」
この台詞が中尾氏のやる気を引き出し専門外へとチャレンジさせたのです。
このセリフの中には『謙虚さ』があります。
このような謙虚さが人間的魅力を向上させ、『この人のためなら』という気持ちをメンバーに芽生えさせるのです。
心理を理解してもそこに信頼関係がなければ仲間の成長はありません。多くの成功者はそのことを十分に理解しているからこそ、経営手腕以上に人間的魅力に磨きをかけているのです。
終わりに
成功者になるための要素を改めて確認して、今から実行しましょう。
今までの自分とこれからの自分を対比して行動できるよう、ポイントをまとめました。
ポイント
何事も後回しにしがち。 ⇒ 行動の優先順位を明確にしましょう。
安定を好む。 ⇒ 環境の変化に対して歓迎する姿勢を持ちましょう。
集団(群れ)を好む。 ⇒ 『覚悟』をもって一匹狼になりましょう。
自己投資をしない。 ⇒ 本を読む習慣を身につけましょう。
自信がない。 ⇒ セルフイメージをあげて自信をつけましょう。
ブレやすい。 ⇒ 『堅い信念』をもって行動しましょう。
継続しない。 ⇒ 『習慣化』できる仕組みを考えましょう。
責任感がない。 ⇒ 何事も『自分事』にして責任感を向上させましょう。
信頼関係が築けていない。 ⇒ 相手の心理状態をよく観察しましょう。
成功者は常に先を考え、目標を実現するために最速のスピードと圧倒的な努力を惜しみません。
以前ソフトバンクの孫正義会長がTwitterの要望ツイートに対して「やりましょう」と即コメントし対応しました。
このスピード感と実行力が成功者たる所以なのです。
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